島 裕介_名曲を吹くⅢ~ニニロッソとシネマ~





島 裕介
名曲を吹くⅢ
~ニニロッソとシネマ~


今年4月“SilentJazzCase2”を発表したばかりの島 裕介が、 大人気シリーズ“名曲を吹く”の新作をリリース ! かつては マイルスよりも人気があったと言われるトランぺッター、 ニニロッソの名曲にアプローチ。オリジナル曲も収録 !

【本人による解説 (ブックレットに掲載)】 ニニロッソ、かつてはマイルスデイビス以上に人気のあったトランぺッター、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

数多くの映画音楽にかかわっていたことでも有名で、ニーノロータ、エンリオモリコーネ、マストロヤンニ、イタリア映画の名作曲家の影にこの人あり。 ジャンル的にはジャズというか、イージーリスニング・ムード音楽、と言えばいいでしょうか。とかくジャズリスナーからは気嫌いされるサウンドでもあり笑、 まあ正直、わたくしも人生で最もジャズ保守派だった学生時代は、聴くに値しない音楽でした。アドリブソロもないし、刺激がない。

しかし、いま改めて彼のサウンドを聴くと、最もトランぺッターらいしことをやっていたトランぺッターなのでは?と感じるようになりました。 彼ほど華やかな音は出せませんが、私ほどジャジーなサウンドではないことに気付いてしまい笑、私の音で彼の作品をカヴァーしたら、 また新しい音楽が生まれるのでは?、というシンプルな発想からこの作品に至りました。

本作はニニロッソの人気曲だけではなく、そのサウンドにふさわしい私のオリジナル曲、盟友ギタリスト斎藤純一のオリジナル曲、 そして、バッハ楽曲をトランペットで独奏するというチャレンジもしています。録音場所には、響きの良いお寺を選びました。

2014年8月にNHK-FM50分番組で島裕介「名曲を吹く」ライブを全国放送していただくという機会をいただいたのですが、 横浜久成寺でのライブ収録を放送させていただきました。そのときの収録の音がとても気に入ってしまい、「名曲を吹く」次回作をここで録音してみたいな、と思ったのが、 本作のきっかけにもなりました。

ニニロッソを聴いてきた世代も、知らない世代も、このトランペットならではの”栄光と哀愁”を感じていただければ幸いかと思います。


01. 道 ~La Strada~
02. ニューシネマパラダイス
03. 太陽がいっぱい
04. ひまわり
05. バッハ無伴奏チェロ組曲第一番プレリュード
06. リオブラボー ~皆殺しの歌~
07. 夜空のトランペット
08. ゴッドファーザー ~ワルツ~
09. Night Club Kawasaki
10. Stardust
11. アドロ
12. Kujouji Session ~陰~
13. ライムライト
14. ゴッドファーザー ~愛のテーマ~
15. 水曜日の夜
16. 男はブラック
17. シャレード
18. バッハ無伴奏チェロ組曲第一番メヌエット
19. One Way
20. Shadow Of Your Smile
21. Kujouji Session ~陽~


[release]2015/07/15
[price]¥2,315+tax
[format]CD
[cat]ATHO-5007
[genre]邦楽/J-JAZZ