DJ KAMIKAZ_HIROLIOUS





DJ KAMIKAZ
HIROLIOUS


「dj klockさんの音は残していかなくちゃいけない。」 彼が残した意志を継ぐ者:dj kamikazによるファーストアルバム。

2012年、op.discに声をかけて頂き、かつてclockwise recordingsからリリースしたdj klockのアルバム『san』がop.discのHPで視聴してもらえるようになった。
ちょうどその頃、突然、電話があった。「dj klockさんの音は残していかなくちゃいけない。」dj kamikazだった。もう何年も連絡をとっていなかった。多分、dj klockの追悼イベント以来だろう。

いろんな偶然が重なって、背中を押されるようにclockwise recordingsを再始動した。また始めようと決めた時、過去の音源だけでなく、新しい作品もリリースしたいと思った。

それからおよそ5年...、
待った甲斐があった。いいアルバムができた。dj kamikazのファーストアルバム。究極に"カッコツケ"た、ものすごい作品が届いた。

2007年のclockwise recordingsの休止以降、dj kamikazがずっと思い、背負い続けてきたこと、まっすぐで一本気な思いが詰めに詰め込まれている。濁りなく、澄み切った音世界。文句なしにかっこいい。だけど、いつか振り返った時、この先リリースされるであろう彼の作品の中で、ダントツにいびつでもあるはずだ。

もう10年以上も昔の話。dj kamikazとの最初の出会い。彼がたまたま持っていたデモテープをもらった。新宿リキッドルームだった。dj klockと一緒に、早速楽屋で聴いた。遊び心とユーモアにあふれた、いい意味でふざけた作品。すぐに楽屋に来てもらって話をした。それが、2004年にclockwise recordingsからリリースされたdj kamikazのミックステープ『abstractions of sounds』につながった。clockwise recordingsとしては、dj klock以外の作品を出すのは、これが初めてだった。それが彼の元々の持ち味だとしたら、これまでの彼の作品に慣れ親しんでいるリスナーなら、このアルバムは意外なほどに、素直で率直な空気感に包み込まれていると感じるはずだ。

これまでの彼の作品にはなかったもの...これこそが、このアルバムの魅力だと思う。とはいえ、曲たちはとても豊かにさまざまな色とカタチを聴かせてくれている。長年、ターンテーブリストとして磨きをかけてきた絶妙なセンスや心遣いが、一瞬たりとも飽きさせることなく、夢見心地にさせてくれる。そこは思い切り遊んでもらえたらうれしい。聴いてのお楽しみ、としたい。きっとこれから、dj kamikazはこれをぶっ壊しにかかるんだろうと思う。だから、こんな作品は、後にも先にもこれっきり、かもしれない。二度とない作品。
だからこそ、たくさんのみなさんに聴いてほしい。そして、次の作品も楽しみに待っていてほしい。きっとまた違う何かを聴かせてくれるはずだから!
clockwise recordingsはつづく... 

- clockwise recordings 加藤由紀


01. no more melancholy more (refreshly)
02. from OKNW to TKO
03. shitsu yori Ryo (skit1)
04. 6066110
05. 5 years ago
06. tokonatsu no yatsu
07. op t i mystic
08. anybody have some theater of their own life
09. humanity
10. Ryo yori kaz (skit2)
11. new□shiki
12. slk feeling
13. think09
14. stab the hearts of the earth


[release]2017/04/05
[price]¥1,800+tax
[format]CD
[cat]CWCD004
[genre]邦楽/J-HIPHOP