前作が高い評価を博したカリフォルニア州オークランドを拠点とするミュージシャン、マリアBCの新作が完成。幅広いサウンドと一貫した歌詞を持ったサード・アルバム『マラソン』、セイクリッド・ボーンズよりリリース。
Maria BCは、フォーク、シューゲイザー、アンビエントといった要素が入り混じる霞の中に漂う、影のようなソングライティングの才能に恵まれている。オークランドを拠点とするこのアーティストは3枚目のフルアルバム『Marathon』をSacred Bonesよりリリースすることを発表した。Maria BCは、Pitchforkで「パラノイアを誘発する体験」と評され、Stereogumのアルバム・オブ・ザ・ウィークやBandcampのベスト・アンビエント・ミュージックに選出されるなど、高い評価を得たアルバム『Spike Field』を2023年にリリース。2024年には、Jane Schoenbrunのクィア・スリラー『I Saw the TV Glow』に新曲「Taper」を提供した。『Spike Field』が長い呼吸のように感じられる作品だったのに対し、『Marathon』は、忍耐、前進、抵抗、観察、そして生き抜くことへのダイナミックな探求となっている。西海岸各地で書かれ、レコーディングされたこのアルバムは、広がりと即興性を兼ね備え、空中に響くアコースティックソングから、混沌と幻滅を彷彿とさせるグリッチで歪んだトラックまで、幅広いサウンドを網羅しながらも、歌詞は一貫した流れを保っている。13曲を通して、『Marathon』は残酷さと共謀、喪失と破壊といった難しいテーマを恐れることなく描く。しかし、希望に満ちた繋がり、親密さ、そして干渉への期待も抱いている。



